journald
で 4GB を超えるログを永続化するためには、journald
の設定を変更して、ログの最大サイズを増やす必要があります。デフォルトでは、journald
はシステムログのサイズを制限しており、通常、ログファイルは自動的に圧縮され、サイズが4GBを超えることはありません。
手順
1. 設定ファイルを編集する:journald
の設定は /etc/systemd/journald.conf
ファイルにあります。このファイルを編集して、ログファイルの最大サイズを調整します。
sudo nano /etc/systemd/journald.conf
2. SystemMaxUse
と SystemMaxFileSize
の設定:
ログファイル全体の最大使用量や、個々のログファイルの最大サイズを設定します。 例えば、全体の最大使用量を10GBに設定し、1つのログファイルの最大サイズを5GBに設定するには、以下のように設定します:
[Journal]
SystemMaxUse=10G
SystemMaxFileSize=5G
SystemMaxUse
:ジャーナルログ全体が使用できる最大サイズ。SystemMaxFileSize
:1つのログファイルの最大サイズ。 他にも、RuntimeMaxUse
やRuntimeMaxFileSize
などの一時ファイルに関する設定もありますが、通常はSystemMaxUse
とSystemMaxFileSize
を設定すれば問題ありません。
3. journald
の再起動:
設定変更を反映させるために、systemd-journald
サービスを再起動します。
sudo systemctl restart systemd-journald
4. 設定の確認:
変更が反映されたかを確認するために、現在の設定を確認します。
sudo journalctl --disk-usage
この設定を適用することで、journald
が 4GB を超えるログを保持できるようになります。ただし、ディスクの空き容量に注意し、必要に応じてログのローテーションや古いログの削除を設定することをおすすめします。