[Vagrant] VagrantをセットアップしてUbuntu(precise32)を稼動させる

Vagrantは仮想環境構築ツール。VirtualBoxなどの仮想化ソフトウェア上で、仮想マシンの作成や管理を自動的に行うことを可能にする。具体的には、仮想マシン環境をテンプレート化しておき、そのテンプレートから仮想マシン環境を簡単なコマンドを使って構築できるようにしている。このテンプレートをBoxと呼び、ネット上でさまざまなOSのBoxが配布されている。

以下にVagrantをインストールして、仮想マシンでprecise32(Ubuntu)を実行するまでの手順を記す。

公式サイト

Vagrant
http://www.vagrantup.com/

インストール

VirtualBoxがセットアップされている前提。(VirtualBoxをセットアップする)

1. ダウンロードする。

公式サイト
→ DOWNLOADS
→ WINDOWS Universal (32 and 64-bit)

vagrant_1.6.5.msi (161,420KB)

2. インストールする。

オプションはデフォルトのままにしておく。

インストール先
C:\HashiCorp\Vagrant

3. 再起動

インストール完了時に再起動を促される。

Boxの取得

公式サイト
→ DOCUMENTATION
→ Getting Started
→ Boxes

すると作業ディレクトリが作成される。
C:\Users\ユーザ名\.vagrant.d

そしてVagrant CloudからBoxがダウンロードされて以下ディレクトリに格納される。
C:\Users\ユーザ名\.vagrant.d\boxes

ダウンロードされるBoxの所在
hashicorp/precise32
https://vagrantcloud.com/hashicorp/boxes/precise32
A standard Ubuntu 12.04 LTS 32-bit box.
This is a simple 32-bit Ubuntu 12.04 LTS box that has Chef/Puppet pre-installed.

Boxの配布元
Vagrant Cloud
https://vagrantcloud.com/

仮想マシンの初期化と起動

1. 仮想マシンのディレクトリを作成する。

2. 仮想マシンを初期化する。

3. 仮想マシンを起動する。

Virtualboxマネージャで仮想マシンが実行中であることが確認できる。

virtualbox1

sshで仮想マシン(Ubuntu)に接続する

Windowsにはsshが無いので、上に表示されたホスト情報を使ってTera Termで接続してみる。

teraterm